montessori
「子どもが上手くゆくと感じて取り組んでいる時は決して手助けしないように。」
ー マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリ教育は、医師で教育家のイタリア人博士、マリア・モンテッソーリ氏が考案した教育法です。
「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」に着目し、個々の能力を発揮できるように環境を整えることに主軸をおいています。0歳から6歳頃までの幼児期に現れる「こどもが自らの成長に必要な事柄に対して、特別興味を持ち敏感になる時期」を「敏感期」と呼び、それぞれの敏感期に合わせた適切な教育を行います。
ちきゅうのこどもほいくえん成城では、このモンテッソーリ教育を取り入れており、子どもたちの成長をさまざまな面からサポートしています。
モンテッソーリ教育 クラスの特徴
縦割り異年齢保育。
体系化された教具・教材がある。
自分で選択した活動を通して、自分の興味を深く探求できる。
モンテッソーリ教育で育つもの
自立・自信(自己肯定感)・主体性を育む

一生を通じての「学ぶ姿勢」を身につける
自分で考えて、選択し、行動できる、幸せな人間を育む
それぞれの敏感期に応じた教育
感覚の敏感期 | 五感を使った体験から、印象を吸収したいと思う時期です。 |
運動の敏感期 | ずりばい、はいはい、立つ、歩く、物をつかむ、つまむなど、あらゆる基本的な動きを獲得する時期です。 |
言語の敏感期 | 話し言葉の敏感期です。
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秩序の敏感期 | 所有者、順番、場所などあらゆることに「いつもと同じ」を求め、こだわろうとします。 自分が安心して動くために、「秩序」をてがかりとしています。「秩序」を見出すと安定して行動できるようになっていきます。 (ピークは2歳前後)
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人生の中で最も吸収力が高いこの時期は、無意識のうちに膨大な情報を吸収していきます。
こども自身の能力を発揮させるように、さまざまな取り組みを行います。
粗大運動の活動
ずりばい、はいはい、立つ、歩くなどの基本的な運動の獲得を促します。
微細運動の活動
小さな物をつかむ、つまむ落とすなどの細かな動作の獲得を目指します。
日常生活の練習
水をあげるなど栽培や生き物のお世話、洗濯、掃除やお料理のお手伝いをします。
言語教育(言葉のシャワー)
言語を吸収している時期です。大人は正しい言葉で話します。物には名前があることを知っていきます。また、 楽しく会話をすることで、心を通わせる楽しさや語彙の拡充をしていきます。
感覚教育
チクチク、ざらざら、ふわふわ、つめたいなどの触覚。みかんの香りなど嗅覚。大きい小さいなど視覚。甘い、すっぱいなど味覚。ささやく声、遠くのヘリコプターの音など聴覚すべてを獲得していきます。
音楽
楽器の音に耳を傾けます。季節の歌や楽器に合わせて身体全体で感じます。
アート
様々な素材と道具の使い方を紹介します。自分がしたいものを考え、自分がしたいと思うように動く手をめざします。
感覚の敏感期 | それまでに獲得した感覚器官を洗練して整理していきたいと思う時期です。 |
運動の敏感期 | バランスをとる、手首や腕や手先、身体全体を使うなど、ありとあらゆる動きを習得して洗練するためにくりかえし動きたい時期です。 |
言語の敏感期 | 書くこと、読むことの敏感期です。
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0歳から3歳までの間に無意識のうちに吸収した事柄を、意識的に構築していく時期です。
こども自身が習得した能力を洗練させていけるように、さまざまな取り組みを行っています。
日常生活の練習
より実生活と密接に関連する事柄を学びます。
自分のことを自分ですることで、集中力・達成感・ 自己肯定感を育み、自立に向けた大きな一歩を踏み出します。また、できることは人を助ける行動につながっていきます。
自分のことを自分ですることで、集中力・達成感・ 自己肯定感を育み、自立に向けた大きな一歩を踏み出します。また、できることは人を助ける行動につながっていきます。
感覚教育
この頃になると、外界の情報を得るための感覚器官がほぼ発達を遂げます。
さまざまな教具を用いて感覚器官を洗練させることで、言語・算数・文化教育の根幹を築きます。
言語教育
聞くこと・話すことがメインだった時期から、言葉を使って論理的に考えられる時期になります。発達段階に合わせて書くこと、読むことへと発展させていきます。
算数教育
この時期になると数字への興味が高まってきます。 ただ言葉だけで覚えるのではなく、数量が示された教具を用いて算数教育を行うことで、感覚を養います。
文化教育
言語教育と算数教育を踏まえ、幅広い分野を文化教育と位置付けています。小学校の社会科や理科に該当するような分野です。こどもの好奇心・知識欲を育てるために、さまざまな興味の種を蒔きます。